10月末から4日間で開催するムーブメントダイナミックス(MD)は、日本に紹介するのが初めての講座になります。
シグリッドさんの個人的な体験や創始者のゲイルさんのコメントなどを5回に分けてご紹介したいと思います。
新しい講座の印象が伝わる助けになれば幸いです。

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クロス・クロールからフロー(流れ)へ (1)
ムーブメント・ダイナミックスと共に過ごした私の体験

シグリッド・ロース(インターナショナルファカルティ・イタリア)

ひょっとしたら私は、2003 年にドイツで ムーブメント・ダイナミクスの講座に参加したとき既に「学びたい病」のウイルスに感染していたのかもしれません。

受講前には、ブレインジムインストラクター兼コンサルタントとして、自分の「道具箱」に
加えられる新しいエクササイズや動きのシリーズを学ぶのだろうと思っていましたが、そ
こで出会ったものは全く違うものでした。

MD1では、私が既によく知っていた動きであるクロス・クロールを中心に、まるで万華鏡
のように多彩なバリエーションが広がっていきました。慣れ親しんだ一つの動きが、突然、
さまざまな方向から探究できるものになったのです。3つの次元、方向、リズム、動きの質、そして空間との関係を変えていくことで、同じクロス・クロールがまったく新しい体験になりました。

MD2には フロー(flows) が登場しました。ブレインジムやヴィジョンジムのエクササイ
ズ、統合された動きを組み合わせ、音楽に合わせて一連の流れとして行っていきます。音楽
は単なる BGM ではありませんでした。音楽そのものが、私たちに「動いてみよう」「試し
てみよう」「自分の身体に興味を向けてみよう」と誘いかけているようでした。

2日間は、あっという間に過ぎていきました。

そして何よりだったのは、それまで自分の中にあるとは気づかなかった「自然な動きの流動
性」を発見したことでした。こんな発見をするなどと私は予想もしていなかったのですが。

その後、私はゲイル・デニソンやセリーヌ・ソランとムーブメント・ダイナミクスの体験を
更に深める機会を持ち、最終的には MDTTを完了して教える資格を得ました。講座を受け
るたびに、常に新しい発見がありましたが、それは、動きやエクササイズを更に学んだから
ではありません。むしろ私は、自分が「どのように」動いているのかを、より細やかに感じ
取ることを学んでいたのです。