A. ブレインジムのエクササイズがどのように脳に作用するかについての科学的な根拠は示されていません。

ポール・デニソン氏からのメッセージも参照してみてください。

現時点では、ブレインジムが脳のどの部分に作用するのかは、よくわかっていません。

近年、ブレインジムに限らず〈身体を動かすこと〉が脳由来神経栄養因子(BDNF)やインスリン様成長因子(IGF-1)、血管内皮成長因子(VEGF)、線維芽細胞成長因子(FGF-2)などの脳の成長に重要な因子の分泌を促し、高次の思考メカニズムに影響を与えることが明らかになってきました。

また、太極拳が副交感神経の作用を亢進する、ヨガを行うことで気持ちを落ち着かせる物質と言われるγ-アミノ酪酸(GABA)の脳内での濃度が上がる、などの報告もあります。

このように、身体の動きが脳の構造・機能に与える影響について、さまざまな研究が進んでいるようです。

今後、ブレインジムも脳との結びつきの関係が明らかになるかもしれません。

しかし私達はどのエクササイズがその人の〈困り具合〉を軽減するのに役立つか、〈振る舞い〉の改善に有効か、などといった観点でブレインジムに取り組んでいきたいと考えています。