ブレインジムは神経学とは異なり、神経学的な証拠に基づくものではありません。

私たちの活動は脳を調整したり変化をもたらしたりすることではなく、ただ特定の意図的な動きを通して学びを深めることに主眼を置いています。

1986年にゲイルと私はこの仕事に「ブレインジム」と名づけました。

それは私たちの考案した動きが特定の学習能力、つまり知性を育むスキルを獲得する上で支えになるからです。

この仕事が有効であると私たちが確認できるのも、常に感覚や教育上の重要性からであって、脳が活性化されることに関する諸々の情報によってではありません。
(1986年当時も今も、この点に関してはようやく知られはじめたばかりというのが現状です。)

子どもや大人が「私はカーフ・ポンプが好きなの。気持ちが落ち着いて楽に話せるようになるから」とか「クロス・クロールをすると、もっと身体を動かして遊びたくなるし、読書も容易になるの」と話してくれるのを聞くと私たちはうれしく思います。

でも誰かが「前頭葉を活発にするためにポジティブ・ポイントをします」と言ったりするのを目指しているわけではありません。